子どもの時にこそ教えてほしかったこと

とりとめもないこと。

 

学校ではある程度の教養を身に着けさせてくれるが、

勉強法は教えてくれなかった。

 

当たり前すぎて教えてくれないのか、

教える側も知らないのか、

全ての国民に対して同じ水準の教育サービスを提供することが難しすぎるのか、

そんなもの、周りの人間から当たり前のように学び取れるだろう、と楽観視されているのか、

 

社会に出てからの方が長い人生を歩む中で、必ず役に立つはずの、

お金についてのリテラシーや、

コミュニケーションの技術、

心の整え方なんかも教えてはくれなかった。

 

結局のところ、

様々な形で死ぬまで学びは続くのだけれど、

もうちょっと、社会に出るまでに学ぶことができる器を整えることができてもよかったなあ、と思う。

 

 

学校でも、塾でも、家庭でも、それ以外でもなんでもいいから、

そういうことをきちんと教えてくれる場が、せめて義務教育を供給しているくらいの多くの人に与えられていたらなあ、と思う。

 

 

せめてコミュニケーションの技術だけでも……

そうすれば、学校という不条理な人間関係の中に放り込まれたとしても、

今よりかはましなんじゃないかと思う。

 

勉強そっちのけでやりたいことを謳歌して、

働かないと食っていけないからという理由でなんとなく就職し、

飲み会とか趣味とかを日々の楽しみにしているような人生だとしても、

なんだかんだで人間がかかわってくるから、

それが自転車に乗る技術のように身に着いていたら、

ちょっとは楽になるんじゃないかと思う。

 

そう思いたい。