ライティングに対する違和感
こんにちは。
小山内藤花です。
昨日はなんだか気取って商売じみた雰囲気の記事を書いてみました。
実を言うと、この記事はその前の日、つまり一昨日に挙げようと思っていたのですが、
書いている途中でどうしようもない無力感に襲われ、
日をまたいでしまいました。
もやもやしたきぶんになってくるのです。
このような、購買者心理を推測して商売に生かす手法を用いた文章を書いていると、
どういうわけか、体の内に湛えられている液体が流れだしていってしまうような、
どうしようもない無力感に襲われてくるのです。
自分がとんでもない嘘をついているような、
いえ、実際に真っ赤な嘘をついているのではありませんが、
本当のことを言っているわけでもなく、
タイプされた言葉と、自分の感じていた印象との間に、恐ろしいギャップがある感じがして、
気が滅入ってしまいました。
昨日の記事のタイトルも、
「英語が聞き取れなかった原因」
ではなく、
「どれだけリスニング練習しても英語が聞き取れない本当の原因!?」
みたいなものにしようかと考えてもいたのですが、
それもできませんでした。
本当の原因……て、本当に本当の原因なのか!?
って書きながら、自分で突っ込んじゃったりしてたりするのがいけないんでしょうね。
往々にして、タイトルには既存の通念を全否定するような、読者の危機感をあおるフレーズが飛び交います。
そしてあるものは、タイトル通り攻撃的で、これこそ唯一無二の信頼できる情報です、と言わんばかりに喧伝しているものもあれば、
タイトルの伝える印象とは違った印象の本文が続くこともあり、改めてタイトルを見ると、「ん、なんか違うよな」と小首をかしげたくなるようなものもあります。
情報は日々更新されていき、最新のものがどうやら確からしいものだということは分かります。
また、実際にその情報が有益である場合には、それをうまく活用することで、読者の人生を有意義にさせてれるものであり、
様々な情報が入り乱れている社会において、とにかく内容を閲覧してもらわないと何も始まらないため、目を引く言葉、刺激的な言葉が利用されがちになるのも分かります。
けど、
なんだかなぁ……
という気分に時々自分はなってしまうのです。
昨日、記事を書いていて気付いたのは、
普段このブログを書いているのよりも格段に速いスピードで言葉が並んでいったことです。
技術不足、知識不足ゆえ、かえって構成や表現方法等に頭を悩ませていなかったことが要因であったことは疑いようもありませんが、
なんと言いますかこう……言葉の重みと言いますか、質といいますか、
自分の書いている言葉がひどく軽薄な、文字通り軽くて薄い言葉ゆえに、脳みその表面に浮かんできたそれらを、大きなざるでじゃんじゃん掬い上げていけたような感があります。
とはいえ、心の奥底にまで潜っていって、絡み合ったものを取り出してきて読者の目の前に並べて見せても、
そんな情報いらないと言うでしょう。
結局大事なのは読者がどう感じるか、そしてそこから実際の行動に移るか、という点のみです。
これまでネガティブなことを書いてきましたが、実を言うと、書いている時、少し楽しかったりもしました。
読者の反応を見ながら、次どうしたらもっといい成果が出るだろうか、とか考えながら記事を書いていくのは、きっとゲーム感覚で楽しめるんじゃないかと思います。
読む方はまだこれからも違和感感じまくりだとは思いますが……(苦笑
ここまで読んでくださってありがとうございました。