就活にて塾の勧誘を受けた話2
こんにちは。
小山内藤花です。
今回は、以前書いた、
就活にて塾の勧誘を受けた話1
の続きです。
今回は、
合説イベントで声を掛けれた人と、
連絡先交換をした後のことからになります。
会ってお話ししたいです
LINE交換してお互いに褒め合って、いい気分になっていた頃、
もっと○○さんのこと知りたいです、会ってお話ししましょう、次いつ合同説明会に参加しますか??
というようなメッセージが届きました。
自分も相手の物の考え方とかを知るのは少し興味があったり、
人と話す訓練になるのかな、とか思ったり、
別に断る理由もないし、とか思っていたので、
自分が参加する予定の日を伝えました。
すると、
主催会社を変えるよう頼まれました。
なんか変だなあ、と思いましたが、その時その違和感が特に気になることはありませんでした。
自分にとってはどちらも同じだったから、結局相手の指定した主催会社の合同説明会に参加することに。
当日
合説会場で会うと思っていたら、相手は別の用事でそれには参加することはなく、
イベント終了後に会うことになりました。
「とりあえず移動しましょう」
ということで移動。
雑談交わしながら、駅まで歩いていきました。
その中で分かったことには、
その人は、インターンシップの最中で、
その日の合説イベントの主催会社とも関係があったそうな。
だから、わざわざ主催会社を変えるように言われたんだな、と納得しました。
と同時に、漠然とした不安をも感じました。
「実は今日、うちの事務所開いているんですよ、そっちの方がお金かからないですし、ゆっくりお話しできるので、そっちでいいですよね?」
駄目とは言わないが、不安はどんどん募っていきました。
結局これという理由も見いだせずに、言われるまま電車に乗って、後をついていきました。
到着すると、そこは雑居ビル。
鍵はその人が持っていました。
事務所はこじんまりとしたもので、誰もおらず、とても静かでした。
ああ、ついにここまで来てしまった。
その閉塞的な空間に、危機感が高まってきました。
席に着くと、
その人は途中で入ったコンビニで買った、おにぎりやらホットスナックやらを広げ始め、
食べながら話を始めました。
自分の価値観、将来の目標、このインターンを始めたわけ、就活を取り巻く現状、お金の話etc.……
自分は、
よくもまあそんなに一人で長々としゃべれるもんだ、と感心しながら、
いつ「その時」が来るのかと、内心びくびくして、結局その話をだいぶ聞き流すことになりました。
ついに、きました……
そしてついに、きました。
勧誘です。
営業です。
YESで答えられる質問を重ねてニーズを確認し、
入会によって、そのニーズが満たせるというメリットを示し、
デメリットを付け加えた上で、
メリットがそれを上回って余りあることを強調する。
そこで言われた塾の概要はだいたいこんな感じです。
・お金や法律などのお勉強をする。
・学生相手。営利を目的としていない。営利目的なら企業の経営層相手にした方が良い。
・入会金を設定しているのは、人を選ぶため。意識高い人の集まりを作りたい。
ああ、勘弁してくれ……
と思いつつ、断りたい雰囲気を出しますが、
そんなものはおかまいなし。
まあ、嫌だと言って、簡単に引いてくれるものでもありませんよね……
しぶとく断り続けましたが、
きっぱりとNOと言うことはできませんでした。
うじうじしていると、
そこへ社員の方がやってきました。
これはやばい、と瞬間的に思いました。
頭が真っ白になっているところへ、大人の方が二人来たものですから、
目の前の営業さんに加勢してくるのでは……と思ったのです。
しかしそれは勘違いで、しかも結果は予想と反対のものでした。
それまで威勢よく弁舌をふるっていた相手は、急に勢いをゆるめ、
事務所を明け渡す流れになったのです。
やった、これで解放される……
と思ったのですが、さすがにそれはぬか喜びでした。
「じゃあ、下のカフェつかえばいいじゃん 」
ああ、まだ話は続くのか……
うんざりしながらも、ついていきました。
帰りたかったです。
そして初めは使う予定のなかったカフェに入ることに。
椅子に腰を下ろすと、また攻防が繰り広げられます。防戦一方です。
「どのへんがダメなんですか?」
いや、だって……
と、もごもご口ごもりながらなんとかそれらしい理由を言うと、
すかさず、
「大丈夫です、~~」
と切り返してきます。
どう言ったら引いてくれるんだ……
ああ言ってもこう言っても駄目です。
こうなってくるともう、
どうしてこんな自分を、そんな意識高い系の集まりに引っ張り込もうとするのかも、
分からなくなってきます。
その人の所属している塾が、言葉通り、自分の将来にとってメリットしかないとしても、いよいよ胡散臭いです。何かあるんじゃないかと思わずにはいられませんでした。
その人自身も、疑われていることが分かっていて、
「それなら一度、僕じゃない人と会ってみてください」
と譲歩してきましたが、
それこそもっと口のうまい人が出てきて言いくるめられるんじゃないかと恐れました。
そうこうしている内に、閉店時間。
なんとかその日は切り抜けられました。
一安心……?
帰宅すると寝込みました。
が、なにはともあれ一安心……
否
そこからもまだしばらく大変でした……
例えば、就活イベントの勧誘です。
その人からはLINE電話が折に触れてきました
世間話で終わるのかな、と思ったらそういうことはありません。
必ず何かしらイベントの勧誘などがあります。
ははあ、インターンシップのお仕事なんだなあ、
大変そうだなあ
とは思いましたが、
行きたくないものもありまして、それを断るのは一苦労。
断ったら断ったで、
いいんですけどね、○○さんの人生なわけですから
というお言葉が……
その度ナーバスです。
しかし、そんなものはまだ良かったです。対面してませんから。
もう二度と会いたくない、と思いながら、
どういうわけかもう一度対面することになったのは、
それから本格的に就活が始まって、
その人のことを忘れかけていた頃のこと……
最後の山が待ち受けておりました。
……と、まだ少し続きます。
ここまで読んでくださってありがとうございました。